この事例の依頼主
年齢・性別 非公開
相談前の状況
きょうだい間の相続の事案で、以下のような相談内容だった。「親が残したマンションが、親名義のまま残っていて、誰も利用しないまま固定資産税と管理費用がずっとかかっている。」「相手方きょうだいとは仲違いをしており、遠方に住んでいて、電話も手紙にも一切反応してくれない。」「自分は多くは求めないので、何とかして無駄な固定資産税と管理費用がかからないようにしてほしい」
解決への流れ
遠方に住む相手方きょうだいに手紙を書いて、話し合いを求めましたが、すぐには反応してもらえませんでした。しばらくすると相手方きょうだいに代理人弁護士がつき、その弁護士と協議し、遺産分割協議を成立させることができました。
結局、私も相手方きょうだいと直接話すことはありませんでしたので、なぜ相手方きょうだいが連絡を絶っていたのかは、分からずじまいでした。しかし、きょうだい同士だと、どうしても話し合いはスタートしなかったはずなので、弁護士が介入したのは正解だったと思われます。相手方きょうだいさんとしては、弁護士まで出てきたので、さすがに放置しておくと、調停や裁判が起こされると思い、自分の弁護士をつけたのかもしれません。