犯罪・刑事事件の解決事例
#面会交流 . #別居

家を出た妻より、「離婚問題が解決するまで娘に会わせない」と言われた。

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笹岡 優隆 弁護士が解決
所属事務所東京・京橋法律事務所
所在地東京都 中央区

この事例の依頼主

男性

相談前の状況

御相談者(夫・不貞行為など有責性なし)は、娘に1日も早く会えることを望んでおられました。妻が幼稚園児の娘を連れて実家に帰ってしまったのですが、妻が依頼した弁護士より、「離婚問題が解決するまで娘に会わせない」と言われてしまったのです。私はすぐさまその弁護士に面談しましたが、その弁護士自身さえ、私に対して、「離婚に同意するなら面会にはもちろん応じる」という態度でした。

解決への流れ

家庭裁判所に対して面会を求める調停を申し立て、裁判所を通じての説得を重ねました結果、関係が好転し、裁判所が通常認める以上の頻度で面談できるようになり、調停を続けつつも、親子3人で遊びに行けるようにまでなりました。その後、ご依頼者もご納得の上での離婚とはなりましたが、子供との面会も養育費も今後自分たちで十分話し合ってその都度決められるとのことで、これらについて特段取り決めることもなく調停を終了させることができました。

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笹岡 優隆 弁護士からのコメント

本件は、単に子供に会わせない妻を非難するだけではなく、一方で、父と子が会えることは、子供のためでもあるのですよ、子供の成長はもちろんあなたも望んでいることはわかっていますと、相手の心に訴えかけることに心を配りました。これが相手を非難するだけでしたら、妻は、裁判所が認める最低限しか会わせないと、強硬になってしまったかもしれません(裁判所が認める面会頻度は大変に少ないものです。)「この前、親子3人で遊園地に行った。妻と笑って話すことができた。」と御依頼者は話してくれました。その数ヶ月後に離婚とはなりましたが、むしろこれで離婚を前向きに考えることができたのです。夫婦ではなくなりましたが、父母として今後も娘を囲んで家族として続けることができるものと信じております。