婚約中はとても仲の良い２人でしたでしたが、結婚して子供ができると、夫は、妻につらく当たるようになりました。ほどなく、夫は、妻との暮らしに飽きて実家に帰ってしまいました。妻は、ひたすらに夫が家に帰ってくることや、自分たちのことに配慮してくれるようになることを待ち続けました。しかし、夫は、ネットで調べた婚姻費用の額に相当する利益が、すでに妻に与えられているとして、妻と子供の生活に協力しませんでした。妻は、夫婦関係円満調整の調停や婚姻費用分担の調停を申立ましたが、夫は、自分の趣味に多額のお金をかけて妻と子供への配慮をしませんでした。

妻は、夫の仕打ちに業を煮やして、離婚に踏み切りました。家庭裁判所は、養育費に関する対比表を基に、金３万円の養育費を提示しましたが、頑張って金４万円の養育費になりました。慰謝料については、夫は全く払う意思を示しませんでしたが、ぎりぎりのところで金９０万円の支払いを受け入れました。