この事例の依頼主
20代
相談前の状況
2年前に起こした事件で執行猶予付きの判決を得たのに、猶予期間中に事件を起こしてしまったという事案です。執行猶予中の事件ということで、前の執行猶予が取り消され、少なくとも5年近く刑務所に入らなければならない恐れがありました。
解決への流れ
執行猶予の取消しの有無を判断するために、裁判自体は避けられない事件でした。しかし、それを見据えて理論と証拠を揃え、裁判において裁判所に対し丁寧に説明したところ、「再度の執行猶予」を得ることができ、前の事件についても、今回の事件についても、ご依頼者様は刑務所に入らずに済むことになりました。
刑事裁判では、通常は1回の審理で終了することも多いので、その1回のためにどれだけの準備をできるかが重要です。単に長い書面を書くと、逆にポイントがわかりづらくなり、裁判所に伝わらないこともあります。依頼者のために、どうすればより良い結果を得ることができるか、それを考え抜いた結果が出たように思います。