犯罪・刑事事件の解決事例
#遺産分割

【遺産分割】父親(87歳)と同居していた兄(長男)が父親の預貯金の残高や使途不明な支出について何ら開示説明しないため、遺産分割協議ができなかった事例

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小倉 純夫 弁護士が解決
所属事務所わかば法律事務所
所在地千葉県 松戸市

この事例の依頼主

50代 女性

相談前の状況

相続発生後、弟から兄に対し、預貯金の通帳の開示を求め、また、預貯金についての説明を求めたが、兄は頑なにその開示を拒否し、その使途について明らかにせず、弟に対し、300万円程度での遺産分割協議に応ずるよう一方的に求めている。

解決への流れ

兄弟での話合い(預貯金通帳の開示、その支出先の説明等)はできないと判断し、裁判所への遺産分割調停の申立てを勧めたが、その申立てを弟は躊躇していたが、何とか説得して申立てをし、調停を行ったところ、兄も代理人を付けて、財産内容を開示し、その使途の説明をし、調停委員の兄への説得もあって、弟も満足できる遺産分割ができた。

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小倉 純夫 弁護士からのコメント

当事者同士での話合いができない場合、中々調停・裁判の申立てを嫌がることが多いが、調停は裁判所で行う話合いであり、調停委員という第三者が当事者の言い分をよく聞き、客観的な証拠資料に基づいて調停案を示してくれるので、当事者双方は納得のいく解決ができる可能性が多いと思います。