この事例の依頼主
60代 男性
相談前の状況
依頼主の親族から「依頼主がガンで闘病中のため、病院からの外出ができない。余命宣告もされている。財産を前妻の子どもにもきちんと渡してやりたいから遺言書を作成したいと言っている。」との相談依頼があり、あまり時間が残されていないと判断し、直ちに病院に向かいました。
解決への流れ
病院で依頼主と直接面談し、その場で大まかな遺言内容を聞き取り、遺言書案を作成しました。また公証役場にも連絡し、翌日の公証人の予定を押さえました。事務所に戻って必要書類を準備し、再度、公証人とも連絡を取り、翌日、病室で公正証書遺言を作成することができました。
公正証書遺言があると遺産分割でのトラブルを防ぐことが可能となる場合が多くあります。また、緊急の場合には、公証人に出張をお願いして公証役場以外の場所で公正証書遺言を作成することも可能です。依頼者は病室でかつ迅速に公正証書遺言の作成をすることができ、大変満足されておられました。