この事例の依頼主
20代 女性
相談前の状況
出産から間もなく,育児に忙しい依頼人の目を盗み,依頼人の夫が数か月にわたり不貞行為を繰り返していたという事案。夫とは離婚し,慰謝料を請求する予定であるが,不倫相手にも賠償請求をして自分の行ったことへの報いを受けてほしいという依頼内容でした。。
解決への流れ
ご相談を受けた後,不倫相手の女性に対し,内容証明郵便にて慰謝料請求を行いました。その後,相手方の女性も弁護士を代理人に選任し,同代理人同士で示談交渉を継続的に行った結果,相当額の慰謝料を一括にて支払ってもらう形での示談が成立しました。
賠償請求する場合,なぜ高額になるのかを書面で説得的に論述することが,高額の賠償を得るためには必要です。さしたる根拠も示さず金額を提示しても,相手方は,なぜその額になるのか分からないまま支払うことはないでしょう。その点,私は,裁判官時代に多数の事案を手掛けた中で,様々な慰謝料増額事由の主張に多数接してきていますので,他の弁護士に比べてより説得的に主張を展開することができると自負しております。本件でもそういった点が,多額の慰謝料が獲得できた理由であろうと思います。